「ホームページをリニューアルしたいが、本当に効果があるのか」「地方都市で患者数が伸び悩んでいる」「広告費をかけずに集患したい」
こうした悩みを抱える動物病院経営者は少なくありません。特に地方都市では、都市部に比べて競合が少ない一方で、ペット飼育数も限られており、集患に苦労するケースがあります。
しかし、戦略的なホームページリニューアルによって、劇的に集患を成功させた地方都市の動物病院があります。本記事では、実際の成功事例をもとに、ホームページリニューアルで予約待ち状態を実現するための具体的な戦略を解説します。
目次
- 成功事例の概要|リニューアル前後の変化
- リニューアル前の課題分析
- 【戦略1】徹底的な競合分析と差別化戦略
- 【戦略2】地域特性を活かしたコンテンツ設計
- 【戦略3】スマートフォン最適化とユーザー体験向上
- 【戦略4】SEO対策とローカル検索最適化
- 【戦略5】オンライン予約システムの導入
- 【戦略6】症例紹介と専門性のアピール
- リニューアル後の運用と継続的改善
- 他の成功事例から学ぶ共通要素
1.成功事例の概要|リニューアル前後の変化

病院プロフィール
所在地:山形県〇〇市(人口約8万人の地方都市)、規模:獣医師2名、動物看護師3名、開業:2015年(リニューアル実施は2023年)、診療対象:犬、猫、ウサギ、小動物
リニューアル前の状況
月間新規患者数:平均8〜12件、ホームページへの月間アクセス数:約500PV、オンライン予約:なし(電話のみ)、診療予約:当日予約が中心、待ち時間:ほぼなし(むしろ暇な時間帯が多い)
リニューアル後の成果(6ヶ月後)
月間新規患者数:平均28〜35件(約3倍)、ホームページへの月間アクセス数:約3,500PV(7倍)、オンライン予約:全予約の65%、診療予約:1週間先まで予約がほぼ埋まる状態、待ち時間:予約制で待ち時間はほぼゼロ(患者満足度向上)
経営数値の変化
月間売上:リニューアル前比で140%増、広告費:ほぼゼロ(ホームページのみで集患)、患者満足度:アンケート調査で90%以上が「非常に満足」
院長のコメント
「正直、ホームページを変えるだけでこんなに変わるとは思っていませんでした。今では新規患者の予約枠を確保するのに苦労するほどです。地方都市でもWebマーケティングは確実に効果があることを実感しています」
2.リニューアル前の課題分析
成功の要因を理解するために、まずリニューアル前の課題を分析します。
課題1:古いデザインと使いにくさ
10年前に作成されたホームページをそのまま使用しており、デザインが古く、スマートフォンで見ると文字が小さく読みにくい状態でした。
画像は少なく、文章ばかりで視覚的な魅力がありませんでした。
課題2:情報の不足
診療内容の説明が簡素で、「どんな治療ができるのか」が伝わりませんでした。料金表もなく、飼い主さんは費用が不透明と感じていました。
症例紹介や院長の想いなど、病院の個性が伝わるコンテンツがありませんでした。
課題3:SEO対策の欠如
「〇〇市 動物病院」で検索しても、3ページ目にしか表示されず、ほとんどアクセスがありませんでした。
競合他院のホームページが上位を独占している状態でした。
課題4:予約のしにくさ
電話予約のみで、診療時間外は予約できませんでした。若い世代の飼い主さんからは「電話は面倒」という声がありました。
課題5:地域での認知度不足
開業から8年経っていましたが、地域での認知度が低く、「知らなかった」という新規患者が多い状態でした。
3.【戦略1】徹底的な競合分析と差別化戦略

リニューアルにあたり、まず徹底的な競合分析を行いました。
商圏内の競合病院を全調査
半径10km以内の動物病院5軒のホームページを詳細に分析しました。
どんな診療内容を強調しているか、料金表があるか、写真の量と質はどうか、オンライン予約はあるか、SEO対策はどの程度か、といった点を比較しました。
競合の弱点を発見
競合他院の多くは、基本的な診療案内のみで、専門性や個性が伝わらないホームページでした。オンライン予約に対応している病院は1軒のみでした。
料金表を掲載している病院も少なく、飼い主さんは「いくらかかるか分からない」という不安を抱えていました。
自院の強みを明確化
院長は皮膚科の診療経験が豊富で、皮膚病の治療実績が多いことが強みでした。また、ウサギや小動物の診療にも対応していることも差別化要素でした。
スタッフの雰囲気が温かく、「話しやすい」「丁寧」という既存患者からの評価が高いことも強みでした。
差別化コンセプトの決定
「皮膚病治療に強く、ウサギも診られる、温かい雰囲気の病院」というコンセプトを明確化し、ホームページ全体でこのメッセージを一貫して伝えることにしました。
4.【戦略2】地域特性を活かしたコンテンツ設計
地方都市ならではの特性を活かしたコンテンツを設計しました。
地域名を積極的に使用
「〇〇市で皮膚病治療に強い動物病院」「〇〇市・〇〇町のペットの健康を守ります」といった形で、地域名を随所に盛り込みました。
これにより、「〇〇市 動物病院」「〇〇市 皮膚病 犬」といったローカル検索で上位表示されやすくなりました。
地域の飼い主さんの悩みに特化
地方都市では車での来院が多いため、駐車場の情報を詳しく掲載しました(台数、場所、無料であることを明示)。
高齢の飼い主さんが多いため、バリアフリー対応、待合室の椅子の快適さなども写真付きで紹介しました。
周辺地域からのアクセス情報
〇〇市だけでなく、隣接する〇〇町、〇〇村からのアクセス方法も詳しく掲載し、広域からの患者獲得を狙いました。
「〇〇町から車で15分」「〇〇村からも国道〇号線で便利」といった具体的な情報を提供しました。
地域イベントへの参加報告
地域の防災訓練、ペット関連イベントへの参加報告をブログで発信し、「地域に根ざした病院」という印象を強化しました。
5.【戦略3】スマートフォン最適化とユーザー体験向上

訪問者の7割以上がスマートフォンからのアクセスでした。スマホ最適化を最優先課題としました。
レスポンシブデザインの採用
どのデバイスでも最適に表示されるレスポンシブデザインを採用しました。文字サイズは最低16px以上に設定し、読みやすさを確保しました。
ファーストビューの最適化
スマホで開いた瞬間に、病院名、診療時間、電話番号、予約ボタンがすべて表示されるように設計しました。
スクロールせずに必要な情報とアクションができる状態を実現しました。
クリックトゥコールの実装
電話番号をタップするだけで発信できる機能を実装し、問い合わせのハードルを下げました。
ページ表示速度の改善
画像を最適化し、ページの表示速度を3秒以内に抑えました。表示が遅いとユーザーは離脱するため、速度改善は必須でした。
6.【戦略4】SEO対策とローカル検索最適化
地域での検索上位表示を目指し、徹底的なSEO対策を実施しました。
キーワード戦略
メインキーワード:「〇〇市 動物病院」「〇〇市 犬 病院」「〇〇市 猫 病院」
サブキーワード:「〇〇市 皮膚病 犬」「〇〇市 ウサギ 動物病院」「〇〇町 動物病院」
ロングテールキーワード:「犬 皮膚病 治療 〇〇市」「猫 下痢 病院 〇〇市」
これらのキーワードを、タイトルタグ、見出し、本文に自然に盛り込みました。
Googleビジネスプロフィールの最適化
Googleマップでの表示を強化するため、Googleビジネスプロフィールを徹底的に最適化しました。
営業時間、電話番号、ホームページURL、写真(外観、待合室、診察室など15枚以上)を充実させ、定期的に投稿を行いました。
患者さんに積極的に口コミを書いてもらうよう依頼し、半年で30件以上の高評価レビューを獲得しました。
コンテンツの充実
診療案内、料金表、症例紹介、ブログなど、コンテンツを大幅に充実させました。特にブログは、「犬の皮膚病」「猫の下痢」といった症状系キーワードで記事を書き、検索流入を増やしました。
月2回のペースで記事を追加し、6ヶ月で12記事を公開しました。
7.【戦略5】オンライン予約システムの導入

電話予約のみの状態から、オンライン予約システムを導入しました。
24時間予約可能に
RESERVAを利用したオンライン予約システムを導入し、24時間365日いつでも予約できるようにしました。
診療時間外の夜間や早朝に予約する人が多く、機会損失を大幅に削減できました。
予約の利便性向上
スマートフォンから3タップで予約完了できるシンプルな設計にしました。
予約確認メールの自動送信、前日のリマインドメール送信により、無断キャンセルが減少しました。
電話対応の負担軽減
受付スタッフの電話対応時間が1日2時間以上削減され、来院患者への対応や他の業務に集中できるようになりました。
8.【戦略6】症例紹介と専門性のアピール
皮膚病治療の専門性をアピールするため、症例紹介を充実させました。
ビフォーアフター写真の掲載
飼い主さんの許可を得て、皮膚病の治療前と治療後の写真を掲載しました。
「広範囲の脱毛が3週間の治療で改善」「慢性的な皮膚炎が完治」といった具体的な成果を視覚的に示しました。
治療内容の詳細解説
単に「皮膚病を治療します」ではなく、アトピー性皮膚炎、膿皮症、真菌感染、アレルギー性皮膚炎など、疾患ごとの治療法を詳しく解説しました。
患者の声の掲載
「他の病院で治らなかった皮膚病が、ここで治りました」「丁寧に説明してくれて安心できました」といった患者の声(許可を得て)を掲載しました。
9.リニューアル後の運用と継続的改善

ホームページは作って終わりではありません。継続的な運用と改善が成功の鍵です。
月次でのアクセス解析
Google Analyticsで、アクセス数、流入元、人気ページ、直帰率などを毎月確認しました。
どのページが見られているか、どのキーワードで流入しているかを分析し、コンテンツの改善に活かしました。
ブログの継続的な更新
月2回のペースでブログを更新し続けました。季節の病気(夏の熱中症、冬の関節炎)、予防医療、飼育のコツなど、飼い主さんに役立つ情報を発信しました。
患者アンケートの実施
定期的に患者アンケートを実施し、「ホームページを見て来院した」という回答が全体の60%以上あることを確認しました。
「ホームページのどの情報が役立ったか」という質問で、料金表、症例紹介、オンライン予約が上位に挙がり、これらのコンテンツをさらに充実させました。
PDCAサイクルの実施
Plan(計画):アクセス解析から課題を抽出し、改善計画を立てる
Do(実行):コンテンツ追加、デザイン調整などを実施
Check(評価):1ヶ月後にアクセス数、予約数、新規患者数を確認
Action(改善):効果があった施策は継続、効果がなかった施策は修正
このサイクルを毎月回し、継続的に改善を続けました。
10.他の成功事例から学ぶ共通要素
他の地方都市の動物病院でも、ホームページリニューアルで成功した事例があります。共通要素を抽出します。
成功事例2:長野県の病院
人口5万人の市で、リニューアル後に新規患者が2.5倍に増加しました。
成功要因は、動画コンテンツの充実です。院長が診療内容を説明する動画、スタッフ紹介動画、院内ツアー動画などを作成し、親しみやすさと信頼感を醸成しました。
成功事例3:福島県の病院
人口3万人の町で、リニューアル後に隣接市町村からの患者が急増しました。
成功要因は、周辺地域へのアプローチです。「〇〇市」だけでなく、隣接する5つの市町村名をすべてホームページに記載し、それぞれからのアクセス方法を詳しく解説しました。
商圏を広げることで、限られた人口の中でも十分な患者数を確保できました。
共通する成功要素
スマートフォン最適化は必須、地域名を積極的に使用してローカルSEOを強化、オンライン予約で利便性を向上、専門性や個性を明確にして差別化、継続的なコンテンツ更新で検索上位を維持、といった要素が共通していました。
まとめ
地方都市の動物病院でも、戦略的なホームページリニューアルによって、劇的な集患成功が可能です。競合分析と差別化、地域特性を活かしたコンテンツ、スマホ最適化、SEO対策、オンライン予約導入、そして継続的な改善が成功の鍵です。
本記事で紹介した山形県の事例は、「地方だから無理」ではなく、「地方だからこそチャンスがある」ことを証明しています。競合が少なく、適切な施策を実施すれば、短期間で大きな成果を上げられるのです。
まずは自院のホームページを見直し、古いデザイン、情報不足、スマホ対応不足などの課題がないか確認してみましょう。小さな改善の積み重ねが、やがて予約待ち状態を実現します。
専門家のサポートで確実な成果を
ホームページリニューアルは、戦略設計、デザイン、SEO対策、コンテンツ作成など、多岐にわたる専門知識が必要です。自己流で進めると、期待した効果が出ない恐れがあります。
株式会社リバティーフェローシップ(動物病院経営ラボ)では、動物病院専門のホームページリニューアルサービスを提供しています。全国300以上の医療機関での実績をもとに、貴院に最適なリニューアル戦略をご提案します。
競合分析と差別化戦略の立案、地域特性を活かしたコンテンツ設計、スマートフォン最適化、SEO対策とローカル検索最適化、オンライン予約システムの導入、症例紹介ページの作成、リニューアル後の運用サポートまで、トータルでお手伝いいたします。
「ホームページをリニューアルして集患したい」「地方都市で患者数を増やしたい」「確実に成果が出るリニューアルをしたい」
そんなお悩みをお持ちの動物病院経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。無料相談も承っております。
お問い合わせはこちら 株式会社リバティーフェローシップ(動物病院経営ラボ) ホームページ:https://tahlab.net/ お問い合わせフォーム:https://tahlab.net/contact/
戦略的なホームページリニューアルで、貴院の集患を成功に導きます。
【筆者紹介】 株式会社リバティーフェローシップ(動物病院経営ラボ) 代表:小澤直樹 動物病院・歯科医院専門のホームページ制作・経営コンサルティング会社。全国300以上の医療機関の集患支援実績を持ち、ホームページリニューアルから運用まで、実践的なサポートを提供しています。
