
目次
1. はじめに
2. CMSとは何か:基本的な理解
3. 動物病院に必要なCMSの条件
4. 主要CMSプラットフォームの比較
5. 動物病院特化型CMSの活用
6. CMS導入の失敗を避けるポイント
7. 運用を効率化するための工夫
8. セキュリティと保守管理
9. まとめ
はじめに
「Webサイトを更新したいのに、HTML知識がないから更新できない」「毎回Webデザイナーに依頼して費用がかかる」このような悩みを持つ動物病院は少なくありません。そんな課題を解決するのが、CMS(コンテンツマネジメントシステム)です。CMSを選定・導入することで、専門知識がなくても簡単にWebサイトを更新でき、継続的な運用が可能になります。本記事では、動物病院が自院に合ったCMSを選び、効果的に運用するための具体的なポイントをご紹介します。
CMSとは何か:基本的な理解
CMS導入前後の作業フロー比較
CMS導入前(従来型)
ステップ1:Webサイト更新の依頼 → ステップ2:Webデザイナーへメール送信 → ステップ3:修正内容を説明 → ステップ4:デザイナーが修正 → ステップ5:確認メールでやり取り → ステップ6:修正完了まで数日~1週間待機 → ステップ7:公開
このプロセスには、依頼から公開まで平均5日~2週間かかり、また1ページの修正で数千円~数万円の費用が発生することが多いです。
CMS導入後(最新型)
ステップ1:管理画面にログイン → ステップ2:情報を入力 → ステップ3:プレビューで確認 → ステップ4:公開ボタンをクリック → 即座に公開
このプロセスは15分~30分で完結し、追加費用は発生しません。
CMSの定義と役割
CMS(Content Management System)は、Webサイトのコンテンツを管理・編集・公開するためのシステムです。HTML、CSS、JavaScriptなどの専門知識がなくても、文章を編集するような感覚でWebサイトを更新できることが特徴です。
CMSの主な役割
- コンテンツの作成・編集・削除を容易に実行
 - 複数のユーザーで協業できる機能
 - SEO対策に必要なメタデータの設定
 - アクセス解析機能やコンバージョン測定
 - セキュリティの自動更新と管理
 
動物病院に必要なCMSの条件
必須条件
使いやすいインターフェース

動物病院のスタッフは、Web技術に詳しくない人がほとんどです。複雑な操作が必要なシステムは、導入直後は使わたくても、時間が経つと誰も使わなくなってしまいます。直感的に理解できるインターフェースを備えたCMSが必須です。
サポート体制の充実
わからないことが出てきた時に、すぐに相談できるサポート体制が必要です。メール対応だけでなく、電話やチャットで日本語サポートが得られるかを確認しましょう。
SEO機能の充実
タイトル、メタディスクリプション、見出しの自動設定など、SEO対策に必要な機能が標準装備されていることが重要です。これにより、作成したコンテンツが検索エンジンで上位表示されやすくなります。
モバイル対応の自動化
現在、Webサイトへのアクセスの60~70%がモバイルデバイスからです。CMSが自動的にモバイル対応(レスポンシブデザイン)を実現していることが必須です。
スケーラビリティ(拡張性)
将来的に機能を追加したい、別のシステムと連携したいという時に対応できる柔軟性が必要です。プラグインやカスタマイズの自由度を確認しましょう。
あると便利な機能
予約システムとの連携
診療予約機能をWebサイトに組み込める機能があると、飼い主様の利便性が向上します。
メールマガジン配信機能
CMSにメールマガジン配信機能が統合されていれば、別途ツールを導入する必要がなく、運用が簡素化されます。
アクセス解析の可視化
CMSの管理画面からアクセス解析データを確認できれば、改善施策の立案がしやすくなります。
画像最適化機能
大きなサイズの画像を自動圧縮し、ページ表示速度を高速化する機能があると、ユーザー体験が向上します。
複数ユーザー管理
複数のスタッフが同時に更新作業を行える環境が整備されていれば、運用がしやすくなります。また、編集権限の設定により、誤操作や情報漏洩を防ぐことができます。
主要CMSプラットフォームの比較
WordPress(ワードプレス)

特徴と概要
WordPress(ワードプレス)は、世界中で最も利用されているオープンソースのCMS。全世界のWebサイトの約43%がWordPressで構築されており、その汎用性と拡張性は業界最高水準です。
メリット
- 初期導入コストが低い(無料~月数百円程度)
 - プラグインが豊富で、必要な機能を後付けできる
 - 日本語のサポート情報や書籍が充実
 - 独自ドメイン、レンタルサーバーで運用でき、自由度が高い
 - SEO対策に優れたプラグインが多い
 - 動物病院向けのテンプレートも複数存在
 
デメリット
- セキュリティ設定が必要(プラグインの更新管理など)
 - テーマ選択やカスタマイズに技術知識が必要な場合もある
 - トラブル発生時は、自分で対応するか外部業者に依頼する必要がある
 - 大規模なカスタマイズにはコストがかかることもある
 
動物病院への適性
中小規模の動物病院に最適。導入費用を抑えながら、十分な機能を備えたWebサイトが実現できます。サポート企業も多く、質問や相談にもすぐ対応してくれます。
料金目安
- WordPress本体:無料
 - レンタルサーバー:月500~2,000円
 - ドメイン:年1,000~2,000円
 - テーマ:無料~5,000円程度
 - 初期構築:5万~20万円程度
 
Wix(ウィックス)

特徴と概要
Wixはイスラエル発のクラウドベースのホームページビルダー。ドラッグ&ドロップで直感的にWebサイトを構築できることが特徴です。
メリット
- 操作が非常に直感的で、初心者でも簡単に使える
 - サーバーやドメインの管理が不要(Wix側で一元管理)
 - デザインテンプレートが豊富で、見栄えの良いサイトが作れる
 - 自動バックアップやセキュリティがWixで管理される
 - サポート体制が充実している
 - 月額費用で月固定されており、追加費用の予測が立てやすい
 
デメリット
- カスタマイズの自由度が限定的
 - 後から別のプラットフォームへの移行が困難
 - 高機能な連携機能やプラグインが限定的
 - SEO機能がWordPressより劣る傾向
 - 月額費用が比較的高い
 
動物病院への適性
Webサイト構築に詳しくない小規模動物病院に適している。簡単に見栄えの良いサイトが作れますが、今後の拡張性を考えるとやや制限がある可能性があります。
料金目安
- 基本プラン:月1,310円
 - ビジネス基本:月2,365円
 - ビジネス無制限:月3,190円
 - プレミアムプラン:月5,720円
 - 初期構築:別途依頼時に10万~30万円程度
 
Google Sites(グーグルサイツ)

特徴と概要
GoogleサイツはGoogleが提供する無料のWebサイト作成ツール。Googleアカウントがあれば、すぐにWebサイトの構築と運用が始められます。
メリット
- 完全無料で始められる
 - Googleアカウントがあれば、追加登録が不要
 - Gmail、Google カレンダー、Google マップなどとの連携が容易
 - セキュリティはGoogleが管理するため安心
 - 複数ユーザーでの協業が簡単
 - モバイル対応が自動的に実現される
 
デメリット
- デザイン自由度が限定的
 - プロフェッショナルな見栄えが難しい
 - SEO機能が限定的
 - 高度なカスタマイズには向かない
 - ビジネス用途としては機能不足の可能性
 
動物病院への適性
小規模クリニックや診療所の簡易的なWebサイト、または既存サイトの補足的な情報発信に適しています。本格的なWebマーケティングを展開する動物病院には、やや機能不足かもしれません。
料金目安
- 完全無料
 - 初期構築:自社対応のみ
 
Shopify(ショピファイ)

特徴と概要
Shopifyはe-コマース機能に特化したCMS。ペット用品や医薬品のオンライン販売を検討している動物病院に適しています。
メリット
- オンライン販売機能が非常に充実
 - 決済システムが複数統合されている
 - 在庫管理が容易
 - 多言語対応が可能
 - スケーラビリティが高い
 
デメリット
- 月額費用がやや高い
 - 販売機能が不要な場合は、オーバースペック
 - ブログ機能はあるが、情報発信が中心のサイトには向かない
 
動物病院への適性
ペットフード、サプリメント、グッズなどのオンライン販売を行う動物病院に適しています。診療情報発信が中心の場合は、他のCMSの方が適切です。
料金目安
- ベーシックプラン:月29ドル(約4,500円)
 - スタンダードプラン:月79ドル(約12,000円)
 - プレミアムプラン:月299ドル(約46,000円)
 
Jimdo(ジンドゥ)

特徴と概要
JimdoはドイツのAIOMEDAが開発したCMS。日本語対応が良く、中小企業向けのシンプルなサイト構築に適しています。
メリット
- 日本語サポートが充実
 - 操作がシンプルで初心者向け
 - テンプレートが豊富
 - ブログ機能が充実
 - SEO対策機能が標準装備
 - 月額費用が比較的安い
 
デメリット
- カスタマイズの自由度が限定的
 - 高度な機能追加には向かない
 - 後々の拡張性が限定的
 
動物病院への適性
中小規模の動物病院に適しています。シンプルで運用しやすいサイトが必要な場合に向いています。
料金目安
- フリープラン:無料(広告表示あり)
 - グロウプラン:月990円
 - ビジネスプラン:月2,460円
 - ビジネスプラス:月3,960円
 
動物病院特化型CMSの活用
動物病院向けクラウドシステムの利点
一般的なCMSではなく、動物病院の運用に特化したクラウドシステムを導入するという選択肢もあります。これらは「動物病院向けポータルシステム」「獣医診療管理システム」などと呼ばれています。
主な特徴
- 診療予約システム、カルテ管理、会計機能が統合されている
 - Webサイト、メールマガジン、SNS連携が一元管理できる
 - スタッフ数、来院数などの分析機能が充実
 - 動物病院特化のため、必要な情報がテンプレート化されている
 - 初期設定が簡単
 
具体例
「ベックス(VEX)」「アニメディカ(AniMedica)」「ビヨンドシステムズ」など、複数の提供企業があります。これらは診療管理システムとWebサイト、予約システムが統合されており、トータルで運用できることが特徴です。
料金目安
月5,000~30,000円程度(企業や機能数による)
導入時の判断ポイント
動物病院特化型CMSと一般的なCMSのどちらを選ぶかの判断基準は、以下の通りです:
一般的なCMS(WordPressなど)を選ぶべき場合
- 既に診療管理システムを導入している
 - Webサイト・メールマガジン・SNS運用に特化したいのであれば
 - 費用を抑えたい
 - 既存の診療システムとの連携を最小限にしたい
 
動物病院特化型CMSを選ぶべき場合
- 診療管理、予約、Webサイト運用を一元管理したい
 - スタッフ管理や分析機能を充実させたい
 - トータルでの運用効率化を重視する
 - 初期設定の手間を減らしたい
 
CMS導入の失敗を避けるポイント

よくある失敗パターンとその対策
失敗1:導入だけして、運用体制を構築しなかった
事象
CMSを導入したものの、更新の習慣がつかず、導入3ヶ月後には全く更新されなくなってしまったというケース。
原因分析
CMSの操作方法は理解したものの、「誰が」「いつ」「何を」更新するのかが明確になっていなかった。また、更新の優先度が低く、日常業務に埋もれてしまった。
対策
- 月1回の定期更新日を決め、カレンダーに記載
 - 「更新担当者」を明確に決める
 - 各スタッフの権限(編集可能な範囲)を事前に設定
 - 月1回のミーティングで「今月更新すべき内容」を確認
 - 更新忘れを防ぐため、アラーム機能やリマインダーの設定
 
失敗2:CMSの機能を使いこなせず、結局デザイナーに依頼していた
事象
CMS導入後も、複雑な変更が必要な場合にはデザイナーに依頼することになり、導入の効果が薄れたというケース。
原因分析
CMSの操作トレーニングが不十分だった。また、実際に使ってみると、思い通りのデザイン変更ができず、フラストレーションが溜まった。
対策
- 導入前に十分なトレーニング期間を設ける(2~3週間程度)
 - ロールプレイング形式で、実際に想定される更新作業を行う
 - 不明な点はすぐにサポートに相談する習慣をつける
 - ベテランスタッフと新入スタッフのペアで運用を開始
 - マニュアル(パソコンやタブレットで見られるもの)を用意
 
失敗3:セキュリティ設定を軽視し、不正アクセスを受けた
事象
CMSのログインパスワードが単純だったため、不正にアクセスされ、悪意のある情報を投稿されたというケース。
原因分析
CMSのセキュリティ設定の重要性を理解していなかった。また、複数のスタッフがパスワードを共有していた。
対策
- ログインパスワードは、大文字・小文字・数字・記号を含む、14文字以上の複雑なものを設定
 - 各スタッフに個別のログインアカウントを付与
 - 定期的(月1回程度)にパスワード変更
 - SSL証明書(HTTPS)が有効になっていることを確認
 - プラグイン、テーマは常に最新の状態にアップデート
 
運用を効率化するための工夫
更新作業の標準化
テンプレートの作成
毎月作成するブログ記事やお知らせの形式を統一することで、作成作業を効率化できます。
ブログ記事テンプレート例:
- タイトル(キーワードを含める)
 - アイキャッチ画像(推奨サイズ:1,200×630px)
 - リード文(100字程度で記事の要約)
 - 本文(1,500~3,000字)
 - 最後の呼び出し(CTA:Call To Action、「お問い合わせはこちら」など)
 
画像の管理方法
- 画像は圧縮ツール(TinyPNGなど)で事前に最適化
 - ファイル名は「20231015_フィラリア予防」など日付とテーマで統一
 - 著作権に問題のない無料画像サイト(Pixabay、Pexelsなど)を活用
 - 定期的に古い画像を削除し、ファイルを整理
 
複数ユーザーでの効率的な運用
権限設定の工夫
CMSの権限設定機能を活用することで、スタッフごとに編集可能な範囲を限定できます。
推奨権限設定例:
- 獣医師:全てのコンテンツの編集・公開可能、システム設定は不可
 - 看護師A:ブログ、お知らせの編集・公開、診療情報の編集は不可
 - 看護師B:ブログの編集のみ、公開は獣医師の承認後
 
承認フロー
重要なコンテンツは、公開前に獣医師の確認を必須とするフローを構築することで、医学的な誤情報を防ぎます。
コミュニケーションツールの併用
Slack、ChatworkなどのビジネスチャットツールでCMS運用チームを作り、「今週のブログテーマ」「更新予定日」などを共有することで、チーム全体の一体感が生まれます。
スケジュール管理
年間コンテンツカレンダー
12ヶ月の更新テーマを事前計画:
- 1月:新年健診キャンペーン、新年挨拶
 - 2月:フィラリア予防の準備と啓発
 - 3月:春の予防接種キャンペーン
 - 4月:新しいスタッフ紹介
 - 5月:GW営業情報、熱中症対策
 - 6月:デンタルケア特集
 - 7月:熱中症注意喚起
 - 8月:夏休み営業時間情報
 - 9月:秋の定期健診推奨
 - 10月:ハロウィン関連情報
 - 11月:冬への準備、感染症注意
 - 12月:年末年始営業情報、健康診断キャンペーン
 
このカレンダーに基づいて、毎月の更新内容を決めることで、計画的な運用が可能になります。
セキュリティと保守管理

定期的なメンテナンス
プラグイン・テーマの更新
WordPressなどのCMSを使用する場合、セキュリティ脆弱性を修正するため、プラグインとテーマを常に最新に保つことが重要です。
更新頻度目安:
- 緊急度が「高」と表示される更新:即座に適用
 - 通常の機能更新:月1回程度の確認時に適用
 - 更新前には、本サイトではなくテスト環境で確認
 
バックアップの取得
システムトラブルや不正アクセスに備えて、定期的にバックアップを取得することは必須です。
推奨バックアップ頻度:
- 週1回の自動バックアップ
 - 重要な更新直前にも手動バックアップを取得
 - バックアップは複数の場所に保存(クラウドストレージと外部HDD)
 
ログの監視
CMSのアクセスログを定期的に確認し、不正なアクセスがないかを確認します。
ユーザー管理
定期的なアカウント確認
スタッフの退職時には、該当するアカウントを即座に削除することが重要です。退職したスタッフのアカウントが残されていると、セキュリティリスクが高まります。
推奨手順:
- 退職予定者が出た時点で、スケジュール帳に記載
 - 退職日当日に管理者がアカウント削除
 - 必要に応じて他のスタッフに権限を引き継ぎ
 
パスワード管理
複数のアカウント管理が複雑になる場合は、パスワード管理ツール(LastPass、1Passwordなど)の導入も検討する価値があります。
依存リスクの回避
ベンダーロックイン対策
特定のCMSプラットフォームに依存することで、今後システム変更が困難になるリスクを避けるため、以下の対策を講じましょう:
- 定期的にコンテンツをバックアップ、エクスポート可能な形式で保存
 - 将来の移行を想定し、システムの仕様書やマニュアルを整備
 - 複数のCMSで対応可能な、汎用的なデータ形式での情報管理
 
まとめ
CMS選定の総合ガイドライン
小規模動物病院(1~2名のスタッフ):Google Sites または Jimdo
メリット:無料または安価で始められ、運用の手間が最小限。デメリット:拡張性が限定的。判断:初期投資を抑え、シンプルなサイト運用なら最適。
中規模動物病院(3~5名のスタッフ):WordPress
メリット:費用を抑えながら十分な機能が得られ、拡張性が高い。デメリット:セキュリティ管理の責任が自社にある。判断:バランスに優れ、長期的な運用を考えると最も実用的。
大規模動物病院または複数施設運営:動物病院特化型CMS + 診療管理システム
メリット:トータルでの運用効率化が実現。デメリット:初期投資が高い。判断:スタッフが多く、複数の機能連携が必要な場合に最適。
導入後の成功のコツ
明確な運用体制の構築
CMSの導入は、テクノロジーの導入ではなく、「情報発信の業務プロセス化」です。誰が何をいつ更新するのかを明確に決めることが、運用成功の最大のポイントです。
継続的なスキルアップ
CMS導入後も、「より効果的な使い方」を学び続けることが重要です。定期的にウェビナーやセミナーに参加し、最新の活用法を習得しましょう。
顧客視点での改善
Google Analyticsなどのデータを参考に、「飼い主様が実際に何を求めているのか」を理解し、それに合わせてコンテンツを調整していくことが重要です。
最終的なメッセージ
CMSは、動物病院がWeb上で継続的に飼い主様とコミュニケーションするための強力なツールです。適切なCMSを選定し、正しい運用体制を構築することで、従来なら数万円の外注費用がかかっていた更新作業を、院内で低コストで実現できるようになります。
今、あなたの動物病院のWebマーケティングが停滞しているのであれば、CMSの導入を検討する時が来ているかもしれません。まずは自院の規模と目的に合ったCMSを選定し、スモールスタートで運用を開始することをお勧めします。