Google広告・SNS広告を実店舗へ来院促進させる方法 オンラインマーケティングから来院への最適な流れ

「Google広告に毎月10万円かけているのに、来院につながらない」

このような相談は、動物病院経営者からよく聞かれます。実は、多くの医院は「広告は打っているが、その先の導線が整っていない」という状態に陥っているのです。

オンライン広告の目的は「クリック」ではなく「来院」です。しかし、多くの医院はGoogle広告のクリック数やSNS のフォロワー数に一喜一憂し、実際の「来院という行動」にまで至る導線を軽視しているのです。

広告をクリックした患者様が、その後「実際に電話して予約する」「来院する」という行動に至るまでの道のりには、いくつかの「心理的障壁」があります。その障壁を一つ一つ低くしていく工夫が、オンラインマーケティングから「実店舗への来院促進」を実現させるのです。

本記事では、Google広告・SNS広告から「実際の来院」に至るまでの最適な導線を、ステップごとに解説します。

目次

  1. オンライン広告から来院までの「離脱ポイント」
  2. 広告の設定段階での工夫
  3. ランディングページの最適化
  4. 電話予約を「簡単に」する工夫
  5. 予約後から来院までのフォローアップ
  6. 広告費対効果の測定と改善
  7. まとめ

1.オンライン広告から来院までの「離脱ポイント」

患者様が来院に至らない3つの障壁

【来院までの流れと離脱ポイント】

 

広告をクリック

↓ (離脱:ページが見づらい)

ホームページに到達

↓ (離脱:情報が足りない)

医院情報を確認

↓ (離脱:予約方法が分からない)

予約ページに到達

↓ (離脱:予約が複雑)

予約完了

↓ (離脱:予約日を忘れる)

来院

重要なのは、各段階で患者様が「別のタブを閉じてしまう」可能性があることです。これを最小化することが、広告費の効率化に直結するのです。

 

2.広告の設定段階での工夫

Google広告の設定で工夫すべき点

Google検索広告で「〇〇 動物病院」と検索されたとき、表示される広告のタイトルと説明文が「行動を促す」ものになっているか確認が重要です。

 

【効果の低い広告例】

タイトル:「□□動物病院」

説明文:「当院は、質の高い医療を提供しています」

 

問題点:

何も特別ではない、すべての病院に当てはまる内容

 

【改善した広告例】

タイトル:「□□動物病院 – 予約が簡単、夜9時まで営業」

説明文:「初診の方は今月限定で初診料20%割引。

LINEで簡単予約、待ち時間なし」

 

改善点:

– 「夜9時まで営業」という差別化ポイント

– 「初診料20%割引」という具体的なインセンティブ

– 「LINE予約」という簡単さをアピール

 

同時に、Google 広告の「サイトリンク拡張」を設定し、「診察予約」「アクセス方法」「よくある質問」といった重要ページへの直接リンクを提示することで、患者様が「目的のページにたどり着きやすく」なります。

 

SNS広告の工夫

Facebook や Instagram の広告は「見た目」が重要です。ターゲット層に応じた画像・動画を選ぶことが、クリック率を大きく左右します。

【ターゲット別の広告画像】

 

若い子育て層向け:

「子どもに優しい医師」「ペットとの触れ合い」

の画像が効果的

 

高齢者層向け:

「シニアペットの健康管理」

「丁寧な診察風景」が効果的

同時に、広告の下部に「詳しくはこちら」というCTA(行動喚起)ボタンを置き、クリック先を「診察予約ページ」に直結させることが、来院への最短導線を作るのです。

 

3.ランディングページの最適化

広告をクリックした患者様が最初に見るべき内容

多くの医院は「ホームページのトップページ」に広告を誘導してしまいます。しかし、患者様が見たいのは「その医院の特徴」「診察内容」「予約方法」です。

最適なのは「広告に応じたランディングページ(LP)を用意する」ことです。

【例:「初診料20%割引」という広告を出した場合】

 

広告をクリック

「初診料20%割引キャンペーン」という

専用ランディングページに到達

キャンペーン内容、条件、医院情報が

ワンページに集約

「今すぐ予約」ボタンで予約ページへ

このランディングページには、患者様が判断するために必要な情報を凝縮します。

  • 医師の紹介(顔写真、経歴)
  • 診察の流れ(初診にかかる時間、必要な持ち物)
  • 医院のアクセス(地図、駐車場情報)
  • 営業時間と定休日
  • よくある質問
  • 「今すぐ予約」というCTAボタン

これらの情報が「スマートフォンで読みやすく」配置されていることが重要です。多くの患者様は「スマートフォンから広告をクリック」するため、スマートフォン表示での見やすさが直結するのです。

ページの「信頼感」を作る工夫

患者様は「初めての医院」に対して、潜在的な不安を持っています。その不安を軽減することが、予約行動へ導くのです。

  • 医師の顔写真(顔が見える安心感)
  • 患者様からの口コミ(第三者の声)
  • 施設の写真(清潔感が伝わる)
  • 「初めての方へ」というセクション(初心者向けガイダンス)

これらの要素が「信頼感」を生み出し、患者様が「この医院なら大丈夫」と判断するきっかけになるのです。

 

4.電話予約を「簡単に」する工夫

予約ボタンの配置と工夫

ランディングページの随所に「今すぐ予約」「お電話でご予約」といったCTAボタンを配置することが重要です。理想的には「スクロール不要で見える位置」「スクロール途中でも見える固定ボタン」の2つを用意します。

電話予約を選びやすくする理由

オンライン予約システムは便利ですが、動物病院の場合「ペットの症状を先に伝えたい」「医師の指示を受けたい」と考える患者様が多いのです。

そのため「電話予約」と「オンライン予約」の両者を用意し、患者様が選べるようにすることが重要です。

クリック可能な電話番号の配置

ホームページを見ている患者様がスマートフォンを使っている場合「電話番号をクリックするだけで、そのまま電話がかかる」という仕様が、大きな手助けになります。

<a href=”tel:+81-XX-XXXX-XXXX”>

ご予約はこちら:090-XXXX-XXXX

</a>

このようなHTMLの実装により「クリック一つで電話ができる」状態を作ります。

 

5.予約後から来院までのフォローアップ

予約確認メール・LINEの送信

患者様が予約を入れた直後に「予約確認メール」を自動送信することが重要です。同時にLINEで通知することで「本当に予約が入ったのか」という不安を軽減します。

予約日のリマインダー

予約日の前日、「明日ご予約いただいた〇時のご来院をお待ちしております」というメッセージをLINEで送信することで「予約の無断キャンセル」を削減できます。

初診時の詳細ガイダンス

予約確認メール内に「初診時の流れ」「必要な持ち物」「駐車場情報」といった詳細を記載することで、患者様が「迷わずに来院」しやすくなります。

 

6.広告費対効果の測定と改善

来院まで追跡可能な仕組みが必須

Google広告やSNS広告の「コンバージョン測定」では「ホームページへのアクセス」や「ページ内でのボタンクリック」は測定できますが「実際の来院」は測定できません。

そこで重要なのは「患者様がどのような経路で来院したのか」を把握する工夫です。

 

【来院経路の把握方法】

初診時に患者様に

「当院をどのように知りましたか」

と必ず質問する

 

回答例:

– 「Google で検索した」

– 「Facebook の広告を見た」

– 「友人からの紹介」

– 「Google マップで見つけた」

この情報を月ごとに集計することで「どの広告が実際に来院を生んでいるのか」が明確になります。

 

ROI(投資対効果)の計算

【広告費のROI計算例】

 

月間広告費:10万円

その月に「Google広告経由で来院」した患者数:20人

平均初診料:5,000円

平均的な患者の年間利用額:10万円

 

計算:

Google広告による年間売上:

20人 × 12ヶ月 × 10万円 = 2,400万円

 

年間広告費:10万円 × 12 = 120万円

 

ROI:2,400万円 ÷ 120万円 = 20倍

 

つまり、1万円の広告費で

200万円の売上を生み出している

このような計算により「この広告チャネルは効果的である」と判断できるようになります。

 

7.まとめ

オンライン広告から来院までは「一連のフロー」

Google広告やSNS広告の効果は、広告単体では測定できません。「広告クリック→ランディングページ→予約→来院」という一連のフローすべてが、最適に機能して初めて「来院」が実現するのです。

各段階で「患者様が離脱する理由」を最小化し、「次の行動へ導く工夫」を積み重ねることが、広告費を「実際の患者さん」に転換させるのです。

「患者様の視点」で流れを設計する

最も重要なのは「患者様がどのような心理で行動するのか」を理解することです。不安、急ぎ、迷い—こうした感情を理解した上で、各段階を最適化することが、オンラインマーケティングの真の効果を生み出すのです。

本記事を参考に

動物病院経営ラボでは、オンライン広告から来院促進への最適化について、

Google広告の設定最適化と改善提案 SNS広告のクリエイティブ制作・改善 ランディングページの企画・設計・制作 電話予約システムの最適化 予約後のフォローアップメール・LINE構築 来院経路の追跡システム設計 月単位でのROI分析レポート

などのサポートを提供いたします。

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