スタッフ紹介ページで「院の雰囲気」を190%伝える工夫

患者様がホームページを訪問するとき、「院長の実力」と同じくらい「スタッフの雰囲気」を気にしています。

特に、動物病院のような医療機関では、「この医院は、スタッフ全体で、温かく患者様を迎えてくれるか」という、「院全体の雰囲気」が、患者様の来院判断に大きく影響するのです。

しかし、多くの動物病院のスタッフ紹介ページは、スタッフが証明写真のように硬い表情で写っているだけ、名前と役職が記載されているだけ—という、極めて無個性で情報量の少ないページになっています。

スタッフ紹介ページは、単なる「スタッフ一覧」ではなく、実は「院の雰囲気を伝える、最も重要なページ」なのです。

本記事では、顔写真の撮り方から、キャッチコピー、スキル表示まで、患者様に「この医院は、温かく、信頼できる」という印象を与えるスタッフ紹介ページの工夫を、詳しく解説します。

目次

  1. スタッフ紹介ページの現状と問題点
  2. 患者様が「スタッフ紹介」で知りたいこと
  3. 顔写真撮影の3つのコツ
  4. 背景選択による「雰囲気」演出
  5. 顔写真の自然な笑顔の引き出し方
  6. キャッチコピーで「個性」を表現
  7. スキル・経歴の「見える化」
  8. スタッフインタビュー形式の活用
  9. 診療中の写真の活用
  10. 実例:スタッフ紹介ページ改善による効果
  11. まとめ

1.スタッフ紹介ページの現状と問題点

「証明写真状態」の顔写真

多くのスタッフ紹介ページに掲載されている写真は、背景が真っ白で、スタッフが硬い表情で写っている「証明写真状態」です。

このような写真は、患者様に「事務的で、親しみにくい」という印象を与えてしまいます。

情報が「名前と役職」だけ

スタッフ紹介ページに記載されている情報が、単に「〇〇(看護師)」「△△(受付)」という名前と役職だけの医院も多いです。

患者様の立場からすれば、「このスタッフは、どんな人なのか」「どのような経験や専門性を持っているのか」という情報が全く見えていないのです。

スタッフ個人の「声」がない

最も重要な問題が、スタッフ個人の「声」が全くないことです。

患者様は、スタッフの個性、診療への向き合い方、患者様への接し方—このような「人間性」を知りたいのです。それが見えないスタッフ紹介ページは、単なる「スタッフ一覧」に過ぎません。

 

2患者様が「スタッフ紹介」で知りたいこと

「この医院の雰囲気は温かいか」

患者様が最初に知りたいのは、「スタッフが笑顔で、親しみやすいか」ということです。

写真から「温かい雰囲気」が伝わらないと、患者様は「この医院は堅苦しいのではないか」という不安を感じるのです。

「このスタッフには、専門性があるか」

看護師なら「どのような分野の経験があるのか」、受付なら「患者様対応の経験」—スタッフ個人の専門性や経歴が明確に示されることで、患者様の信頼度が高まるのです。

「このスタッフは、信頼できるか」

患者様は、顔写真から「このスタッフの人間性」を判断しようとします。

自然な笑顔、温かい眼差し—こうした「人間らしさ」が写真に出ているかどうかが、患者様の信頼度を大きく左右するのです。

 

3.顔写真撮影の3つのコツ

コツ1:自然光を活用した撮影

室内の蛍光灯下での撮影は避け、できるだけ自然光での撮影を心がけます。

昼間の窓際での撮影が、最も自然で、温かみのある写真になります。

スタッフの顔に直射日光が当たるのを避け、薄いカーテン越しの光が最適です。

このような光源により、スタッフの肌色がより自然に、温かく見えるのです。

コツ2:背景は「診療風景」または「淡色」

証明写真のような真っ白な背景ではなく、以下のような背景を選びます。

医院内の「患者様が見る診察室」や「待合室」を背景にすることで、患者様が「この雰囲気なら、来院したい」と感じやすくなります。

背景が医院内の風景である場合、患者様は「院の実際の雰囲気」をイメージしやすいのです。

医院内が背景として難しい場合は、淡いクリーム色やベージュなど、「温かみのある淡色」が効果的です。

コツ3:複数シャットで「自然な笑顔」を引き出す

プロフィール写真撮影では、必ず複数ショット(複数枚)を撮影し、その中から最も自然な笑顔の写真を選びます。

1枚だけの撮影では、硬い表情になりやすいからです。

撮影時に、スタッフにリラックスさせるため、「何か楽しい話をしてもらう」「笑いが起きるような会話をする」などの工夫も効果的です。

 

4.背景選択による「雰囲気」演出

診察室内での撮影

スタッフが診察室内に立っている写真は、患者様に「このスタッフは、実際に患者様の動物たちと接している」という印象を与えます。

医療用ライトや医療機器が背景に見える写真は、「プロフェッショナル感」を演出しながらも、「親しみやすさ」を失わない、理想的な配置です。

待合室での撮影

待合室での撮影は、患者様が「実際に来院した時に、このスタッフに会う」というシーンをイメージさせます。

待合室の温かい色調が背景に映ることで、自動的に「温かく、親しみやすい医院」という印象が形成されるのです。

スタッフ同士の相互作用を写す

複数スタッフを一緒に写した写真も効果的です。

スタッフ同士が笑顔で接している写真は、患者様に「このチーム全体で、患者様をサポートしてくれる」という安心感を与えます。

 

5.顔写真の自然な笑顔の引き出し方

撮影前の「雑談」の重要性

撮影直前に、スタッフと医院と関係ない話題で5~10分ほど雑談することで、スタッフのリラックス度が大幅に向上します。

「先週の休みはどこに行った?」「最近、何か面白いことはあった?」—このような軽い会話を通じて、スタッフの固い表情がほぐれるのです。

撮影時の「カウントダウン」の廃止

「せーの、1、2、3」というカウントダウンは、スタッフの表情を硬くさせます。

むしろ、「今から撮るよ」と声かけをして、スタッフが自然に笑顔になるのを待つ方が、より自然な表情が引き出せるのです。

撮影中の「ポジティブ指導」

「もっと笑ってください」という指導より、「目線をこちらに優しく向けてください」「肩の力を抜いてください」というように、具体的で、ポジティブな指導が効果的です。

ネガティブな指摘は、さらに表情を硬くさせるからです。

 

6.キャッチコピーで「個性」を表現

1人1つの「キャッチコピー」を設定

スタッフ紹介ページで最も重要な工夫が、スタッフ個人のキャッチコピーを設定することです。

「〇〇(看護師)」という単純な記載ではなく、「〇〇(看護師・診療サポート歴15年。特に、老齢動物のケアが得意です)」というように、スタッフの個性と専門性を一文で表現するのです。

キャッチコピーの工夫例

獣医師向け:「〇〇(獣医師・外科手術が得意。複雑な症例にも対応します)」

看護師向け:「△△(看護師・血液検査と超音波診断に精通。迅速で正確な診断サポートを行います)」

受付向け:「□□(受付・患者様対応経験10年。初めての方にも、丁寧に説明いたします)」

動物訓練士向け:「◇◇(動物訓練士・犬の行動学が専門。問題行動の改善に力を入れています)」

このようなキャッチコピーにより、スタッフの個性が明確になり、患者様は「どのスタッフに相談したいのか」を判断できるようになるのです。

 

7.スキル・経歴の「見える化」

スキルをビジュアルで表示

スキルレベルを、テキストではなく、ビジュアルで表示することが効果的です。

例えば、「超音波診断」「血液検査」「手術サポート」といったスキルに対して、★★★★☆(5段階評価で4つ星)というように、ビジュアルで表示することで、患者様が瞬時にスタッフの専門性を理解できるのです。

経歴の時系列表示

スタッフが複数の医院で経験を積んでいる場合、その経歴を時系列で示すことが効果的です。

「◯◯動物病院(5年)→ ✕✕獣医クリニック(8年)→ △△動物病院(現在3年)」というように表示することで、スタッフの経験の深さが患者様に伝わるのです。

資格・学会所属の明示

「動物看護師資格取得」「日本獣医麻酔学会会員」など、スタッフの資格や学会所属を明示することで、スタッフの専門性がより強く伝わります。

 

8.スタッフインタビュー形式の活用

「一問一答」インタビュー

スタッフ写真の下に、簡単なインタビュー形式で、スタッフの声を掲載することが効果的です。

Q1:当医院を選んだ理由は? 「患者様と動物たちに向き合える、温かい医院だと感じたから」

Q2:診療で大切にしていることは? 「一頭一頭の動物たちの個性を理解し、最適な治療をサポートすることです」

Q3:患者様へのメッセージ 「何かご不安なことがあれば、いつでもお気軽にお尋ねください。丁寧にご説明します」

このようなインタビュー形式により、患者様はスタッフの「人間性」と「患者様へのコミットメント」を感じることができるのです。

「苦手なこと」も記載する

完璧なスタッフ紹介より、「得意なこと」と「苦手なこと」を正直に記載することで、患者様は「誠実で、信頼できる医院だ」と感じるのです。

例えば、「得意なこと:小動物の手術」「苦手なこと:馬の診療」というように記載することで、患者様の期待値を適切に調整できます。

 

9.診療中の写真の活用

「スタッフが患者様と接している」風景

スタッフが患者様の動物たちと実際に接している写真は、患者様に最も強い印象を与えます。

診察中、入院動物のケア中、予防接種時—このような実際の診療シーンでの写真を複数掲載することで、「このスタッフは、実際にうちの子の面倒を見てくれるんだ」という確信を患者様に与えることができるのです。

患者様のプライバシーに配慮

診療シーン写真を掲載する場合、患者様のプライバシーを守るため、動物の顔は見えるが、飼い主様の顔は見えない—というような工夫が必要です。

または、事前に患者様から「診療写真をホームページに掲載してもいいか」という承諾を得ることが重要です。

 

10.実例:スタッフ紹介ページ改善による効果

事例:スタッフ紹介ページ改善で初診患者満足度が58%向上

ある動物病院のスタッフ紹介ページは、スタッフの証明写真と「名前・役職」だけの、極めてシンプルな構成でした。

患者様からは「どんなスタッフなのか、全く個性が見えない」という評価を受けていました。

改善前の状況

  • スタッフ紹介ページ内容:名前・役職のみ
  • 顔写真:証明写真状態(硬い表情)
  • スタッフ情報:経歴なし
  • 患者満足度(スタッフ対応):72%

実施した改善

  1. スタッフ全員の顔写真を再撮影(自然光、診察室背景)
  2. 1人1つのキャッチコピーを設定
  3. スキルを★で視覚的に表示
  4. スタッフ個別の経歴を時系列表示
  5. 一問一答インタビュー形式を追加
  6. 診療中のスタッフの写真を複数掲載
  7. スタッフの「得意なこと・苦手なこと」を記載

改善結果

スタッフ紹介ページ改善から2ヶ月後、患者様からの評価が大幅に向上しました。

指標 改善前 改善後 変化
スタッフ紹介ページ閲覧数 月間80件 月間180件 +125%
患者満足度(スタッフ対応) 72% 90% +18ポイント
初診患者からの「スタッフ質問」 月間2件 月間12件 +500%
「スタッフの雰囲気が良い」口コミ 15% 73% +58ポイント

改善前:「どんなスタッフなのか不安」 改善後:「スタッフ個人の個性が見えて、信頼できそう」という患者様の評価へ

 

11.まとめ

スタッフ紹介ページは、単なる「スタッフ一覧」ではなく、「院の雰囲気を伝える、最も重要なページ」です。

顔写真から「温かさ」を、キャッチコピーから「個性」を、インタビューから「人間性」を—多角的に情報を示すことで、患者様は「この医院なら、信頼できる」という確信を持つことができるのです。

スタッフ紹介ページの改善要点

  1. 顔写真撮影:自然光、診察室背景、複数ショット
  2. 自然な笑顔:撮影前の雑談、ポジティブ指導
  3. キャッチコピー:個性と専門性を一文で表現
  4. スキル表示:★ビジュアル、経歴の時系列表示
  5. インタビュー:一問一答形式、「苦手なこと」も記載
  6. 診療写真:実際の患者様対応風景、プライバシーに配慮

スタッフ紹介ページの改善により、患者満足度が58%向上し、初診患者が「スタッフの雰囲気」を理由に来院する傾向も増加するのです。

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